アンチエイジング

不老長寿という言葉があるように、昔から若さを保つことは人間の永遠のテーマのようです。クレオパトラや楊貴妃も若返りのためにいろいろなことを実践していたようです。クレオパトラは、真珠をワインに溶かして飲んだり、胎盤から抽出されたプラセンタを使用したりしていたそうです。

最近アンチエイジングという言葉がよく使われるようになっていますが、「抗加齢」「抗老化」「若返り」という意味になります。現代のアンチエイジングというと、美容整形手術やヒアルロン酸やコラーゲンの注入といった外科的治療がよく行われています。

外面を美しく保つことは重要なことだとは思いますが、外面だけを取繕う治療には私はあまり感心しません。「人間は血管とともに老いる」これはウイリアムオスラー名言ですが、血管が老化してぼろぼろな状態で表面の皮膚だけきれいにしても若返ったうちにはなりません。

女性ホルモンの補充(ホルモン補充療法)によって若さを保つ治療を行っている人も少なくありませんが、婦人科ガンのリスクのみならず脳梗塞・心筋梗塞・静脈血栓症等の血管障害(血管の老化)がありますのでお勧めできません。合成された薬品には副作用が必ず大なり小なりありますが、医師の多くは副作用については心配ないと言って平気で薬を処方し続けますが果たして副作用はないのでしょうか?

合成薬がお好きな方は自己責任で飲まれたらいいと思いますが、私自身や自分の家族にはアンチエイジング目的で薬を使うことはしません。gdmクリニックでのアンチエイジングは、一見地味に見えるかもしれませんが細胞の分子レベルからの若返りを図る根本的な治療方法であると同時に病気の予防にもつながります。

人間の身体は60兆個の細胞から成り立っています。細胞の老化が皮膚や内臓の老化につながります。いかに一つ一つの細胞を老化させないかがアンチエイジングにおいて重要です。分子整合栄養医学的には、老化の原因は細胞の酸化と考えます。即ち活性酸素によって細胞が老化するのです。人間は酸素を吸って生きていかないといけません。ミトコンドリアという器官で酸素を使ってATPというエネルギーを産生して生命活動を維持しているわけですが、この過程でどうしても活性酸素が生じてしまいます。

その他、紫外線・ストレス・飲酒・喫煙・ハードな運動などによっても活性酸素は発生します。ビタミンA・B・C・E、αリポ酸、CoQ10などが活性酸素を消去してくれます。また活性酸素を消去してくれる酵素を人間はいくつか体内で合成しています。スーパーオキサイドを消去してくれるスーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)は銅や亜鉛から、過酸化水素を消去するカタラーゼはから、ヒドロキシラジカルを消去するグルタチオンパーオキシダーゼはグルタチオンから作られます。

女性の場合、月経の関係で鉄不足の方が多いですが、鉄不足だとカタラーゼの産生量が減り、活性酸素を消去がうまくいかずシミの原因になります。日本人の死因の一位であるガンも、DNAが活性酸素によって障害を受けることが原因です。アルツハイマー性痴呆も脳の脂質の酸化が原因ではないかと考えられていますし、心筋梗塞・脳梗塞などの血管障害も、LDLコレステロールの酸化が一因です。また関節リウマチも、活性酸素が発症に関与しています。いかに活性酸素を消去するか(フリーラジカルスカベンジ)がアンチエイジングにおいて非常に重要なのです。

またタンパク質や核酸の合成量の低下も老化の大きな原因になります。加齢とともにタンパク質や核酸の合成能が低下していきます。抗体や免疫細胞はタンパク質でできていますので、タンパク質合成能が低下すると、抗体や免疫細胞の産生量も低下してきます。お年寄りが肺炎やインフルエンザで亡くなるのは、抗体や免疫細胞の量が若い人に比べて少ないからなのです。

タンパク質や核酸の確保、グルカンやフコイダンなどの免疫能を高める栄養素や腸内細菌を若返らす乳酸菌の摂取などが免疫能改善に有効です。タンパク質の消化に関しては胃粘膜の状態と密接な関係があります。ピロリ菌感染によって萎縮性胃炎になると、胃酸の分泌が低下しタンパク質の消化がうまくできなくなりますし、鉄やカルシウムの吸収も低下します。ピロリ菌感染は胃癌のリスクでもありますので、胃カメラをしてピロリ菌感染や胃粘膜の萎縮の有無をチェックし、ピロリ菌感染があるようなら除菌を早く行ったほうがよいでしょう。

いつまでも若々しい頭脳を持つことが高齢化社会では重要になってきます。痴呆はアルツハイマー性と脳血管性の2つに分けられますが、脳血管性痴呆は脳の血管の動脈硬化が原因です。脳血管性痴呆の予防においては、脳循環血流量の確保、血栓抑制、動脈強化が重要になります。動脈の老化を見るには、頸動脈エコーが適しており、頸動脈の内中膜の肥厚や血栓形成の有無をチェックします。

血栓予防には、EPA、ビタミンE、ナットーキナーゼの補給が有効です。また脳循環・代謝改善にはイチョウ葉エキスが有効です。骨の老化予防には、ビタミンK・D、カルシウム、マグネシウムの摂取も重要です。

アンチエイジングの栄養アプローチ
ビタミンA3万IU~、ビタミンB群100mg(B1レベルで)~、ビタミンC5g~、ビタミンE800IU~、CoQ10 600mg~、タンパク質30g~、ナットキナーゼ3000FU~、EPA1000mg~、イチョウ葉エキス120mg~、核酸350mg~、ビタミンK200μg~、ビタミンD400IU~、カルシウム・マグネシウム500mg~、ヘム鉄16mg~(ただしフェリチン値100ng/ml未満の人のみ)
ビタミンC点滴25g~を週1回行うことも有効です。

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クリニック紹介

名称 gdm clinic
所在地 岡山市問屋町11-105 suple3階
院長 森谷 宜朋
診療科目 内科・婦人科
受付時間 9:00~18:30(土曜は15:30で受付終了)
休診日 日曜、祝日、第1・第3月曜日
電話 086-237-3800
<完全予約制>
E-mail info@gdm-eiyo-clinic.com

院長紹介

院長

森谷 宜朋(もりや よしとも)
出身校:岡山大学医学部
勤務略歴:岡山大学付属病院、岡山赤十字病院、福山第一病院、国立福山病院、井原市立井原市民病院etc.

診療案内 内科・婦人科

女性・男性の更年期障害
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
アンチエイニング、老化予防
ED、性欲減退、薄毛などを
分子整合栄養療法にて治療します