骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

更年期障害と骨粗鬆症

骨粗鬆症の定義に関しては、WHO(世界保健機関)が「骨塩量減少によって骨微細構造の破綻を来たし、骨強度が低下し、骨折に対するリスクが高まった全身性疾患」と定義しています。

骨の内側は網目状になっておりこの部分を海面骨、その外側を皮質骨と呼びます。海面骨と皮質骨では、骨の代謝速度が異なり、海面骨は代謝回転が速く、皮質骨は比較的代謝回転がゆっくりしており、骨量の減少はまず骨の内側の海面骨から起こり始めます。ですから骨密度測定は、皮質骨ではなく代謝が速い海面骨で測定するほうが正確に診断できます。

骨密度測定の器械ですが、被爆を考えるとレントゲンよりも超音波による測定の方がよいと思います。骨粗鬆症には、加齢に伴う骨量の減少・閉経などのエストロゲン低下による骨量減少・糖尿病などの疾患や薬物による影響など様々な原因があります。

30歳代までは骨吸収と骨形成の平衡が保たれていますが、40歳以降では骨吸収のほうが上回り骨量は減少していきます。閉経を境にエストロゲンの分泌が大幅に低下することで骨吸収が骨形成を上回り骨量が急速に減少し、骨粗鬆症をきたします。骨粗鬆症になると、脊椎の圧迫骨折や大腿骨頚部骨折などのリスクが高まります。特に大腿骨の頚部骨折は、寝たきりの原因になります。

カルシウム、ビタミンK・D、女性ホルモンの不足などが骨粗鬆症には関与していますので、保険診療では、ホルモン補充療法やカルシウム製剤、ビスホスホネート製剤、ビタミンK・D製剤などを治療に使います。しかし女性ホルモンの補充は婦人科癌のリスクが高まりますし、他の骨粗鬆症の治療薬にも分子整合栄養医学的には様々な問題点があり骨粗鬆症の改善効果はいまひとつです。

gdmクリニックでは、海面骨での骨密度測定やucOCや尿中NTxの測定によりどういった栄養素の不足で骨粗鬆症がおきているかをチェックし、病態にあった栄養素を補給することで骨粗鬆症を大幅に改善することが可能です。

骨芽細胞で合成される骨基質蛋白であるオステオカルシン(OC)は、ビタミンK不足状態では、グルタミン酸残基(Glu)がγ-カルボキシグルタミン酸残基に変換(Gla化)されないため、骨基質に取り込まれず低カルボキシル化オステオカルシン(ucOC)として血中に放出されるといわれており、ucOCの値が基準値よりも高い場合は骨におけるビタミンK不足を反映しているものと考えます。

ビタミンKは、骨密度改善だけでなく骨の石灰化促進による骨強度改善作用も有しています。骨密度が高くても骨折する人が少なくありませんが、これには骨強度の低下が関係しています。即ちビタミンK不足があると、骨の石灰化が進んでいないため骨強化が出来ておらず、骨密度が正常でも骨がもろいので骨折しやすいのです。

ビタミンKにもいろいろな種類があり、納豆菌由来のビタミンK2-7(メナキノン)の形で摂取するのが効果的です。保険の薬で活性型ビタミンK製剤がありますが、吸収がよくなくあまり効果がありません。一方、ビタミンK2-7は吸収されやすく、生体内で活性型のビタミンK(ビタミンK2-4)へと変換され各組織で作用します。またビタミンKは動脈硬化の防止や脳に対する抗酸化作用も報告されていますし、ガン細胞に対する増殖制御、転移浸潤阻止、アポトーシス誘導などの新たな作用メカニズムも解明されつつあります。

NTxとは、Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチドのことで、骨基質の主要構成タン白であるⅠ型コラーゲンの分解産物です。骨組織から血中に放出されたNTxは、尿中に排泄されるので、NTxは骨吸収を反映して尿中に現れるコラーゲン分解産物といえます。NTxの値が基準値よりも高値な場合、骨吸収が亢進していると言えます。身体内の様々な組織の中にカルシウムの輸送を担うカルシウムタン白=カルシウム結合タン白(CBP)が存在します。CBPは、腸管ではカルシウムの吸収を、腎臓ではカルシウムの再吸収を促進します。

カルシウム結合タン白ですが、ビタミンDによってその合成が促進されます。ビタミンDは、カルシウムのホメオスターシスや骨量の維持に、PTHと連携しながら中心的な役割を果たしています。またビタミンDは、骨芽細胞の分化と骨基質の合成を促進させ、破骨細胞に対しては骨吸収を促進するといった働きを有しています。

カルシウム単独で摂取しても閉経後の骨密度の改善は得られませんが、ビタミンKとビタミンDは単独で摂取しても骨密度の改善が大幅に見られます。しかしビタミンKとDを併用することで、単独投与よりも有意に骨密度の改善が見られます。さらに、ビタミンDは、細胞の分化や免疫機能にも関与することが分かってきており、最近では皮膚癌の治療に有用と考えられています。

骨粗鬆症の栄養アプローチ
イソフラボン300mg~、カルシウム500mg~、マグネシウム500mg~、プロテイン30g~、ビタミンA30,000IU~、ビタミンK200μg~、ビタミンD400IU~、ビタミンE800IU~、ヘム鉄24mg~、ビタミンC3g~

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クリニック紹介

名称 gdm clinic
所在地 岡山市問屋町11-105 suple3階
院長 森谷 宜朋
診療科目 内科・婦人科
受付時間 9:00~18:30(土曜は15:30で受付終了)
休診日 日曜、祝日、第1・第3月曜日
電話 086-237-3800
<完全予約制>
E-mail info@gdm-eiyo-clinic.com

院長紹介

院長

森谷 宜朋(もりや よしとも)
出身校:岡山大学医学部
勤務略歴:岡山大学付属病院、岡山赤十字病院、福山第一病院、国立福山病院、井原市立井原市民病院etc.

診療案内 内科・婦人科

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骨粗鬆症(こつそしょうしょう)
アンチエイニング、老化予防
ED、性欲減退、薄毛などを
分子整合栄養療法にて治療します